吉岡 幸熙 (よしおか こうき)
- 上永谷スクール室長
- 担当教科:国語
教師になった理由
恩師の影響です。人生の岐路に立たされ、途方に暮れていた時に、心温まる言葉と身体温まるおにぎりをいただきました。あのしょっぱさは忘れられません。自分も、目の前の誰かに手を差し伸べられる、そんな人間になりたいといつからか思うようになっていました。
目指す教師像
「親」、そして「先生」は子どもにとっていちばん身近な「お手本としての大人」だと思っています。たゆまず、休まず、いつの日も子どもたちを照らしてあげられるような、そんな「お手本」になれたらと思います。
座右の銘
おもしろき
こともなき世を
おもしろく
すみなしものは
心なりけり
印象に残っているエピソード
「うちの子、入試が終わったらやりたい事があると言っていたんです。すべての試験が終わった帰り道に、本屋に寄って、うれしそうに買った本を読み始めたんですが…疲れているせいか、すぐ寝ちゃいました! 先生、うちの子が本を読むようになったのは、先生のおかげなんです。本当にありがとうございました」。入試がひと段落つき、あまりにも無防備な心に、スッと差し込むようなお言葉をいただきました。教師冥利に尽きます。
生徒のみなさんへ
国語の面白さとは何でしょうか?論説文を読み解く中で「筆者の考え」に触れてみたり、物語文に没入する中で「主人公の視点」で世界を見渡してみたり、自分じゃない「誰か」になって、多様な追体験ができる。それが国語の魅力なのではないでしょうか。漫画やアニメ、ドラマ、映画など「物語」と呼ばれるものは世間にあふれていますが、どれも画面の向こう側で起きていることを眺める「観客」にとどまってしまいます。本の世界はあなたという「主人公」を待っているのです。一緒に、国語の扉をたたいてみましょう!
保護者の皆様へ
中学受験はよく「親子二人三脚」と言われますが、実際には我々教師も含めて「三人四脚」です。まだ足元のおぼつかない彼らの足を両側からともに支えていきましょう。
2021.03 更新