啓明館の特長

AIに代表される情報技術の飛躍的な発展に伴い、社会構造は劇的な変化を続けています。その変化に対応するために、2020年から新学習指導要領の導入や大学入学共通テストの開始など「21世紀最大の教育改革」が始まりました。こうした教育改革の流れにフレキシブルに対応しうる私立中高一貫校への期待が高まり、中学受験のための塾通いも低年齢化しています。
一方で、我が子により良い教育環境を与えたいという保護者の思いはいつの時代も変わりません。私たちもその思いに応えるために、「塾生全員第一志望合格」を目標として受験指導を続けてきました。
ただ私たちは、学校や生徒を「偏差値」によって輪切りにし、「格付け」をすることで競争原理をあおる教育が小学生にふさわしいとは思いません。何よりも大切なのは「学ぶことの楽しさ」を知り、「自ら学ぶ」姿勢を身につけること。そしてさまざまな達成感や失敗の経験値を積み重ねることを通して、困難な壁に立ち向かい、夢に向かって挑戦する強い心を育てていくことではないでしょうか。
ですから、啓明館の「入学テスト」で求められるのは算数・国語の基礎学力と本気で啓明館で学びたいという意欲だけです。成績が優秀な子を特待生として特別扱いすることは一切ありません。啓明館で学ぶ子どもたちは、学習の経験値も成績もさまざまです。
それでも塾生たちが毎年難関校・人気校に進学し、周りが「ミラクル」と驚くような合格を果たすケースさえ少なくないのは、啓明館が「学ぶ」存在として自立するための「道場」だからです。
中学受験は、子どもたちにとっては厳しい試練です。だからこそ、私たちは子どもたちをたくましく鍛えるために、日々最高の教材を作り、最高の授業を追求しています。そして教師全員がプロとしての自覚と誇りをもって、ときには励まし、ときには厳しい言葉もかけながら、学力を伸ばし、志望校に合格させるために、全力で子どもたちと向き合っています。
また私たちは、子どもたちが周りの人々とのかかわりを、試練を乗り越えるための力に昇華させていけるよう、「心」の指導も怠りません。
ときに「ミラクル」が生まれるのはきっと、ともに切磋琢磨し「みんなで合格しよう」と誓い合える仲間がいたから。家族がずっと応援し続けてくれたから。最後まで諦めなかったから。自分を支え、応援してくれた人たちへの感謝の気持ちを忘れることなく、最後まで走り続けた子どもたちは、すでに成長へのステップを大きく踏み出しています。それが「ミラクル」の正体なのです。
卒業生の保護者の方からは、通学生活をふりかえって「一度も塾通いをいやがらなかった」「我が子にとって一番大切な居場所だった」「啓明館は第二の家」といったことばを多くいただきます。子どもたちが啓明館の授業を大好きで、「学ぶ」ことに夢中だったことの証であるこうしたことばは、合格実績よりも何よりも、私たちの誇りとなっています。
私たちは、子どもたちが力強いはばたきとともに新たな学びの場に向かって巣立ち、さらに自分を磨いて生きていくことを願ってやみません。
子どもたちの成長を促し、見守り、やがて彼らが「学力を以て社会に貢献する人材」へと育っていくことこそが、啓明館の社会的使命であり、私たちにとっての一番の喜びなのです。

私たちはこだわります。難関中学受験の名門塾として。