2017年度(平成29年度)から2学級募集 高校募集は継続、4学級を募集
現小4生が1期生
横浜市教育委員会は、7月18日に横浜サイエンスフロンティア高校の中高一貫校化の基本方針を発表しました。中学校1学年2学級、高校から4学級募集(1学年6学級)の「併設型」での開校です。
開校時期は、中萬学院ホームページ「公立中高一貫校まるわかり」等で予想していたとおり、2017年度(平成29年度)、現小学校4年生が1期生になります。募集は県内で最も少ない2学級募集となり、狭き門が予想されます。ちなみに同規模の県立千葉中学では、今春の応募倍率が男子13.6倍、女子11.8倍でした。
高校でも4学級募集
現在、横浜サイエンスフロンティア高校は1学年6学級、計18学級の展開です。そのうち2学級分を附属中学からの生徒(内進生)にあてることになります。他の併設型中高一貫校をみてみると、横浜市立南高校では1学年5学級のうち内進生が4学級分を、川崎市立川崎高校(普通科)では1学年4学級のうち内進生が3学級分を占めます。
南高校も川崎高校も高校1年次は、附属中学からの生徒と高校からの生徒のクラスは分けられます。川崎附属中では2年次から進路希望別にクラスが再編されます。一方、高校からの募集のほうが中学からの募集より多い県立千葉高校では、1年次から内進生と外進生の区分けをせず、同じクラスで学習します。横浜サイエンスフロンティアがどのような教育課程を編成するのか、今後の発表が待たれるところです。
2015年1月に基本計画
今回発表された「基本方針」を受け、教育内容などは今年8月に設置される開設準備委員会で検討を進め、2015年1月に「基本計画」が示されます。そして2016年4月に設置される開設準備室でさらに詳細をつめ、募集要項などが公表されていく予定です。また、開校説明会は2015年8月に開催される予定です。
横浜サイエンスフロンティア高校附属中学の開校により県内公立中高一貫校総定員は680名、県内公立小学4年生の8.9%に相当します。ちなみに今年卒業した小学6年生に占める公立中高一貫校総定員は7.6%でした。
公立中高一貫校は決して広き門ではありませんが、魅力ある選択肢が増えたことは喜ばしいことです。中萬学院グループは、県内公立中高一貫校合格者数トップの実績に甘んじることなく、公立中高一貫校を志望する生徒の希望の実現に向けて、さらなる指導の充実に努めていきます。